稲城の南山というのを知っていますか?
ここの里山にはタヌキたちや絶滅危惧種のトウキョウ・サンショウウオ、その他の森の生き物&木々たちがいっぱい住んでいます。
ジブリ制作『平成狸合戦ぽんぽこ』の舞台にもなった場所だそうです。
そんな素晴らしい場所が、今、開発工事のために破壊されているようです。
緑のオリンピックの招致に東京湾の埋立地に8万本の木を植え、その反対側の東京のオアシスとも言われる南山の8万本の樹が伐採されようとしている矛盾。
いろいろな意見があると思いますが、1度失った自然をもとに戻すことはできません!
この自然を守るために、アースウォーカーのポールコールマンさんと、菊池木乃実さん夫妻が、国際オリンピック委員会のみなさんにメッセージを伝えにスイスに行かれました。
以下、お二人が国際オリンピック委員会(2016年オリンピック委員会)に提出した手紙の内容です。
「私にできること」は少しでも多くの人に知っていただくことだと思い、木乃実さんの了承の下、このブログに載せさせていただきました。木乃実さんのブログはこちらですhttp://lifewithmc.exblog.jp/
お二人の活動を心より応援しています!
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2016年オリンピック委員会殿
私と妻の菊池木乃実は、この手紙とメッセージを届けるために日本から飛行機で飛んできました。この手紙をどうか、お受け取りください。これらは、東京オリンピックがあらゆる意味でその言葉通りになることを切に希望する人々を代表するメッセージであります。
要するにこれらのメッセージは、2016年の東京オリンピックが真の意味でグリーンになるように、貴殿の助けを求めるものであり、東京の中心部に近いところに位置する、無形文化財とも言えるほど貴重な「里山」という自然を救いたいという願いなのです。どうか、この願いをお聞き届けください。
「里山」とは人間の居住区近くに位置する森林のことであり、東京の中心地に最も近いのが南山であります。その南山は、私が今この手紙を書いている最中にも、また、石原都知事が東京オリンピックは「グリーン」であると宣伝しているまさにその瞬間にも、伐採されています。この森林豊かな山は、何世代にも渡り、農民に手入れされてきた森であります。今、その森を守りたいという声が増えつつあり、メディアでの取材も増え、人々からは、東京都政府に対して、「南山を守り、矛盾なきオリンピックを」と呼び掛ける声が上がっています。
ですから、「オリンピックを『グリーン』にすると宣言するならば、真にその言葉の意味を表すように」と、2016年オリンピック委員会から東京オリンピック招致委員会に対して明言してほしいという希望をもって、人々はこの物語をあなたがたに届けているのです。
お時間を取っていただき、ありがとうございます。
2009年6月18日
国連ピース・メッセンジャー・イニシアチブ「カルチャー・オブ・ピース」大使
ポール・コールマン
菊池木乃実
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