2009年6月13日土曜日
戦争はちっともいいことない!
こんばんわ!
代表の朝見です。
昨日から代々木の国立青少年オリンピックセンターで行われている「第5回東京平和映画祭」の二日目。
午前中から参加しました。
『エンデの遺言〜根源からお金を問う』
『Shifting from Global to Local』 〜シフティング・フロム・グローバル・トゥ・ローカル〜暫定版
『冬の兵士』良心の告発 〜Winter Soldier〜
の3作品を観ました。
途中、7月12日の私達のイベントのゲストスピーカーである,田中優さんの解説トークもいつもながら、実に小気味よくわかりやすく面白い。
お天気のもと,外でランチを食べ、ここまでは快調!!
昼からの「冬の兵士」・・を鑑賞。
かなりのショックで、終った後も何とも言えないいやぁ〜〜な感じがして気分が重い・・・。
イラクで戦った米軍兵士たちが、「冬の兵士」という集会を開催し、住民を無差別殺戮した事実を生々しく語る映画なのだが、その内容が実にショッキング。
・・自分の手が血で汚れていることに苦しみ、罪と向かい合い、人間を取り戻す戦いに立ちあがった兵士たちの記録映画なのだが、イラク市民を多数殺した彼らも、そして、アメリカ軍を恨むイラク市民も、双方が人間性を壊してしまうキズを追っている・・・。
「何のために戦うのか・・?」「何のために市民を殺すのか?」全編をみてもその答えは出ない。
戦争で莫大な富を得る仕組みを作るほんの一部のヒトのために、多くの市民や軍人が命をなくし、ココロもカラダも人間性も壊されて行く理不尽さ・・・耐えられない・・・!!
彼らの告発で私がもっともショックだったのは、米軍の砦に向かって歩いて来る7歳の女の子の話・・・。
「止まれ!」と静止しても,彼女は止まらなかったらしい。
そして指揮官から「殺せ!」の命令が下り、少女は撃たれた。
殺した少女を調べてみると服の下に爆弾が巻き付けられていたらしい。
父親が娘に爆弾を巻き、米兵を殺しに自殺しに行け!と少女を送ったのだ!!
少女を殺した米兵のカルマは想像を絶する!
彼女を死に追いやった彼女の父親は娘の命をかけても米兵を殺したかったのか・・・。
なぜ・・・?なぜ・・・?
いくら考えてもわからない。むなしい・・・。悲しい・・・。
うちにも6歳半の娘がいる。娘の姿に彼女を重ねて観る・・・。苦しい・・・。いたたまれない・・・。
どんな状態であれ、『ありえない』状況・・・・。
「戦争なんて・・・苦しいだけでちっとも・・・これっぽっちも・・・いい事なんてありゃしない」
その戦争に加担している私達のお金・・・平和ボケした日本人・・・。
自分に置きかけることもできないだろうけど、どうやったら「無意味な戦争」が終るのか・・考えてみてほしい。
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